『鑑定スキルで成り上がる』のミレーユは、アルスの仲間として力を発揮する軍略家です。
酒好きで自由奔放。真面目に働いているのか分からないような態度も見せますが、戦では全体を俯瞰し、相手の思考を読む鋭さがあります。
敵側にいる弟トーマスとの関係から、「本当に味方なの?」「姉弟はなぜ対立している?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ミレーユの人物像と活躍、コミック12巻に収録された過去篇で分かる姉弟の確執を整理します。
※コミック12巻までのネタバレを含みます。
Table of Contents
ミレーユは敵?味方?アルスの仲間として活躍
結論からいうと、ミレーユはアルス側の人物です。弟トーマスと同じ側にいるわけではありません。それは戦略や陰謀ではなく、ミレーユは自由な考えを持つ人間です。アルスという人間と一緒にいたいと思い、行動を共にしています。ネタバレになるので内容は伏せますがアルスは最も重要なポストにミレーユを置いています。
姉弟でありながら敵味方に分かれているため、トーマスとのつながりだけを見ると、ミレーユの立場が分かりにくく感じるかもしれません。
しかし、判断するうえで注目したいのは、彼女が実際に誰のために行動しているかです。
たとえばコミック11巻では、トーマスによるクラン暗殺を回避するため、シャドーを向かわせることなどを提案しています。
弟をよく知っているからこそ、その危険を読み、クランを助けるために動ける。 この場面には、姉としての理解と軍略家としての実力が表れています。
クランから先に誘われても断っていた
ミレーユは、クランから先に誘われていたものの、その誘いを断っています。
アルスより圧倒的に高い立場の人間にスカウトされても断りながらアルスには従う。
立場の高い人物に誘われたからといって、すぐに従う人物ではないということですね。
酒好きで自由奔放。でも戦では全体を見ている
ミレーユの分かりやすい特徴は、お酒が好きなことです。
堅い雰囲気の軍略家というより、豪快でつかみどころのない人物。普段の態度だけなら、どこまで真剣なのか判断しにくいところがあります。
一方、戦場では細かな指示をすべて自分で出すのではなく、基本の作戦や指示をロセルに任せ、ミレーユは全体を俯瞰しています。
| 人物 | 戦での役割 |
|---|---|
| ロセル | 基本の作戦や指示を担う |
| ミレーユ | 全体を見渡し、相手の狙いや展開を読む |
この役割の違いを押さえると、ミレーユがただ何もせずに見ているわけではないことが分かります。
ロセルの修行では厳しく実力差を示す一方、実戦では彼が作戦を担う場面もある。自分の知略だけでなく、ロセルとの関わりも見どころです。
「敵の立場」で考えるのがミレーユの軍略

ミレーユの考え方をよく表しているのが、次の言葉です。
「一流とは敵の立場に立ってどうやって自分を倒すのか考えるもんだよ」
自分たちがどう攻めるかだけでなく、敵ならどうやってこちらを倒そうとするかを考える。
この視点があるからこそ、相手の狙いを先回りして読むことができます。
はりぼての魔法兵器を使う駆け引きや、弟トーマスの行動を踏まえた提案にも、力押しだけではないミレーユの戦い方が表れています。
弟トーマスとは4歳差。対立しても理解は深い

ミレーユは、トーマスより4歳年上の姉です。
現在は対立する立場にありますが、弟のことを理解していないわけではありません。むしろ、よく知っていることが軍略上の強みになります。
コミック11巻のクラン暗殺をめぐる場面も、その一例です。
トーマスがどう考え、どう動くのか。その理解が、暗殺を回避するための提案につながっています。
姉弟だから味方になるのではなく、姉弟だからこそ相手の手を読める。 二人の対決には、こうした複雑さがあります。
12巻では勝利しても、自分の敗北を宣言
コミック12巻では、トーマスに対して勝利を収めた一方で、ミレーユ自身は敗北を宣言します。
ここは、戦いの結果と、本人がどう評価したかを分けて読む必要がある場面です。
勝ったという結果をもたらしたのは弟子の「ロセル」でした。今回のやりとりでミレーユよりも弟トーマスの方が一歩上手でした。勝負に読み勝ったのはトーマスだが、実際の戦にはロセルのおかげで勝利を収めます。
もう少し詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ→ミレーユVSトーマスとロセルの成長
【12巻の過去篇】父の死が姉弟の確執につながる

ミレーユとトーマスの過去篇は、コミック12巻に収録されています。
二人の父は、エドワール・グランジオン。謀反の罪で処刑されることになります。
死を賜る際、エドワールは自分の子どもたちを取り立ててほしいと願い、それがかなわないなら殺してほしいと申し出ます。
理由は、子どもたちが自分に似ず、あまりにも優秀だったからです。
取り立てられず敵に回れば、ミーシアンを脅かす存在になるかもしれない。その前に命を絶つことまで求めたのでした。
トーマスは父の忠誠を重く受け止める
トーマスにとって父は、自分の子どもを殺してでも、ミーシアンを守ろうとしたほど忠誠心のある人物です。
父の最期を理解するうえで、その忠誠は大きな意味を持っています。
だからこそ、ミレーユの反応を受け入れることができませんでした。
ミレーユは「逃げればいい」と考える
一方のミレーユは、処刑されるくらいなら逃げればいいのに、馬鹿だなという趣旨の言葉を口にします。
トーマスが重く受け止めた父の行動を、ミレーユは同じようには受け止めませんでした。
| 人物 | 父の最期に対する受け止め方 |
|---|---|
| トーマス | 我が子の命まで差し出そうとした忠誠を重く見る |
| ミレーユ | 処刑されるなら逃げればよかったと考える |
同じ父の最期をめぐる、考え方の違いが姉弟の訣別につながります。
ただし、ミレーユの発言から「父への愛情がなかった」とまでは断定できません。
ここで描かれているのは、父の選択への評価と、それをめぐるトーマスとの衝突です。
この過去を知ると、二人の対立が単なる敵味方の違いではないことが分かります。
私の個人的感想になりますがミレーユはその時を最適に生きるために自己犠牲などはいとわないタイプなんだと思います。
トーマスは貴族から平民に落ち、人生終わったと思えるニュアンスの発言をします。
そこでミレーユは煽る事で自分を負かすように生きる目的を示すために悪役を引き受けたのかなと感じました。実際、アルスの鑑定眼では「本心は隠しがち」と出ています。
あくまで考察です。
ミレーユのまとめ
ミレーユは、酒好きで自由奔放な態度と、戦場で見せる鋭さの差が魅力の人物です。
押さえておきたいポイントは、次の5つです。
- アルスの仲間として活躍する。
- クランから先に誘われたが、断っている。
- 基本の作戦や指示はロセルに任せ、戦全体を俯瞰する。
- 4歳年下の弟トーマスを理解し、その思考を軍略に生かす。
- 12巻の過去篇では、父の忠誠をめぐる姉弟の確執が描かれる。
- 最新刊までに判明している情報では重要なポジションを担っていて裏切り等はない
普段の豪快さ、敵の立場で考える知略、弟と分かり合えない過去。 この三つを合わせて見ると、ミレーユという人物をより深く理解できます。













コメントを残す