こんにちは、くろしろです。
今回紹介するのは『傷モノの花嫁』の主人公、菜々緒についてです。
私は現在コミックス11巻まで読んでいます。
※今回の記事はネタバレを多く含んだ内容になっています。自分で読みたい方は注意してください
『傷モノの花嫁』には魅力的な登場人物がたくさんいますが、私が特に好きなのはやはり菜々緒です。
菜々緒というと、「傷モノと呼ばれ、紅椿夜行に救われた美しい女性」という印象が強いかもしれません。
確かに間違いではありません。
しかし、物語を読み進めると菜々緒はただ守られているだけの主人公ではないことが分かります。
非常に高い霊力を持ち、物語が進むと「古の大封印」という特殊な力まで明らかになっていきます。
そして何より私が好きなのが、
普段は控えめなのに、大切な人のためならしっかり前に出られる強さ。
今回は菜々緒の性格や霊力、額にある×印の意味について、11巻までの内容をもとに紹介します。
※ここからは『傷モノの花嫁』11巻までのネタバレを含みます。
Table of Contents
『傷モノの花嫁』の菜々緒とは?
菜々緒は『傷モノの花嫁』の主人公です。
黒く長い髪を持つ美しい女性で、もともとは白蓮寺家の次期当主・白蓮寺麗人の花嫁になる予定でした。
しかし、森の中であやかしに攫われたことで人生が一変します。
額には×型の印が残され、
「妖印を刻まれた傷モノ」
として扱われるようになります。

それまでとは周囲の態度も一変。
麗人との婚姻もなくなり、素顔を隠すために猿面をつけ、白蓮寺の里で虐げられる生活を送ることになります。
そんな菜々緒を見いだしたのが、白蓮寺家よりも格上である紅椿家の当主、
紅椿夜行です。
ここから菜々緒の人生は大きく動き始めます。
菜々緒はどんな性格?
- 優しいけどおとなしいだけじゃない
- たくましさがヤバい
- 霊力が凄い
優しいけれど、ただ大人しい女性ではない
菜々緒は基本的には優しく控えめな女性です。
長期間虐げられていたこともあり、前へ前へと出ていくタイプではありません。
ただし、
言うべきところでは、きちんと自己主張します。
私はここが菜々緒の魅力だと思っています。
何をされても黙って耐え続ける主人公ではありません。
特に夜行を貶めようとする義家族に対しては、普段の控えめな菜々緒とは違い、しっかり立ち向かいます。
自分のためには我慢できても、
大切な人を傷つけられることには黙っていられない。
そんな芯のある女性です。
虐げられた生活で身についた、たくましさも魅力
菜々緒には、お嬢様というより山育ちの女性のようなたくましさがあります。
これは白蓮寺での生活も大きく関係しています。
「かわいそうな主人公」というだけではなく、厳しい環境の中でも生き抜いてきた強さがあるんです。
私は『傷モノの花嫁』を読んでいて、この部分がかなり好きでした。
美しいだけではない。
優しいだけでもない。
美人なのに妙にたくましい。
このバランスが菜々緒という主人公を魅力的にしています。
蛇なんかも手で捕まえて放り投げたり、カラス天狗にさらわれた時はなたを構えたりたくまし過ぎる!!
菜々緒の霊力は非常に高い
菜々緒について重要なのが霊力の高さです。
白蓮寺にいた頃から、菜々緒の霊力が高いこと自体は周囲にも知られていました。
ただ、物語前半では、
「圧倒的な霊力で敵を倒す」といった分かりやすい能力はありません。
その代わり、菜々緒の霊力が分かりやすく現れていたのが料理です。
霊力の高いものが作る料理は力がみなぎり美味しい。
菜々緒の料理がおいしい理由も霊力にある

『傷モノの花嫁』の世界では、料理を作る人間の霊力が食事にも影響します。
霊力の高い菜々緒が作る料理は、美味しいだけでなく、霊力にも満ちています。
そのため白蓮寺で傷モノとして虐げられていた時代にも、菜々緒は料理を作っていました。(暁美は自分の評価のために菜々緒に料理だけさせて自分の手柄にするクズっぷり!)
ここは後から考えるとなかなか皮肉です。
「傷モノ」として菜々緒を蔑んでいるのに、その高い霊力の恩恵は受けている。
そして物語が進むと、菜々緒の高い霊力には、それ以上の意味があることが分かってきます。
菜々緒の本当の力「古の大封印」とは?
菜々緒が持っていたのが、
古の大封印と呼ばれる非常に特殊な力です。
現代にも封印術自体は存在します。
しかし、現代で使われているものは汎用化された封印。
菜々緒の持つ大封印は、それとは性質が異なります。
菜々緒の大封印は、
あやかしそのものを半永久的に封じることができる力。
そのため、大妖怪が最も恐れる力ともいわれています。
これだけ聞くと、とんでもなく強い能力です。
ただし、11巻時点では菜々緒がこの力を自由自在に使えるとは言い切れません。
実際に大封印を行ったのは、ぬらりひょんを封印した場面。
現時点では1回です。
そのため、「菜々緒=いつでも大妖怪を封印できる最強キャラクター」
と考えるのはまだ早いと思います。
これから菜々緒が大封印をどこまで扱えるようになるのかも、今後の見どころです。
菜々緒の額にある×型の傷は何?
そして『傷モノの花嫁』で非常に重要なのが、菜々緒の額にある×型の傷です。
物語序盤では、菜々緒は森で猩猩に攫われ、その際に妖印を刻まれたと考えられていました。
その×印があることで菜々緒は、「傷モノ」と呼ばれるようになります。
しかし物語が進むと、この×印は猩猩に弄ばれた傷ではなく、大妖怪を身を挺して封印した痕という事になります。これはあくまで仮説です。作者の言及してる所は無いですがぬらりひょんを封印した朱鷺子様の額には×印が出ました。依り代になる人間に×印が出るのかも。
×印は「古の大封印」に関係している
大きなヒントになるのが、菜々緒がぬらりひょんを封印した場面です。
このとき、ぬらりひょんの依り代となっていた朱鷺子の額にも×印が刻まれます。
つまり、
大封印が行われた際に、×型の印が残る。
ここで菜々緒の額にある×印と繋がります。
序盤では、
猩猩に襲われた
→ 妖印を刻まれた
→ 傷モノになった
と思われていました。
ところが後になって、
菜々緒の×印そのものが「大封印」に関係する印だった
ことが見えてきます。
最初から存在していた「傷モノ」という設定が、物語が進んで菜々緒の能力へ繋がってくるのは面白いところです。
菜々緒は本当に強い?
私はかなり強い主人公だと思います。
ただし、戦闘能力だけを見て言っているわけではありません。
むしろ私が菜々緒を好きなのは精神的な強さです。
例えば、自分を陥れた暁美側の子供があやかしに襲われた際には、
菜々緒は身を挺して子供を守ります。
普通なら、
「自分をこんな目に遭わせた人間の家族なんだから知らない」となっても不思議ではありません。それでも菜々緒は助けます。
さらに紅椿家へ行ってからも、ただ夜行に守ってもらうだけではありません。
夜行が先祖返りによる吸血衝動に苦しんでいることを知ると、拒絶するどころか夜行を大切にしようとします。
そして、「夜行の力になりたい」と、自分自身の霊力についても学び始めます。
夜行のためなら義家族にも立ち向かう
私が菜々緒らしいと思うのがここです。
普段の菜々緒は控えめです。
ところが、
夜行を貶める義家族が相手になると、しっかり立ち向かいます。
自分が酷い扱いを受けることには耐えてきた女性が、大切な人を傷つけられたときには前に出る。
だから私は菜々緒を、
「守られるだけのヒロイン」
だとは思いません。
夜行に救われたのは間違いありません。
でも、その後の菜々緒は夜行に依存するのではなく、
自分も夜行を守れる存在になろうとしている。
この関係性が『傷モノの花嫁』の好きなところです。
菜々緒の強さは「大封印」だけではない
11巻まで読むと、菜々緒が実はとんでもない力を持っていることが分かってきます。
高い霊力。
霊力に満ちた料理。
そして、
大妖怪すら恐れる「古の大封印」。
能力だけを見ても、かなり特殊な主人公です。
でも、私が菜々緒を好きになった理由はそこではありません。
虐げられても優しさを失わない。
控えめだけれど、自分の意思は持っている。
自分を陥れた人間に関係する子供でも助ける。
夜行の事情を知っても離れない。
夜行が傷つけられれば、自分より立場の上の人間にも立ち向かう。
そして夜行に救われた後は、
「今度は自分が夜行の力になりたい」と前へ進んでいく。
私はこの精神的なたくましさこそ、菜々緒の一番の強さだと思っています。
まとめ 菜々緒は優しさと強さを両方持った主人公
『傷モノの花嫁』の菜々緒は、物語序盤では額に×型の印を持つ「傷モノ」として登場します。
しかし物語を読み進めると、
非常に高い霊力を持ち、さらに「古の大封印」という特殊な力を秘めた女性
であることが分かってきます。
そして、かつて「傷モノ」の証だと思われていた額の×印も、大封印との関係が明らかになっていきます。
ただ、菜々緒の魅力は能力の強さだけではありません。
優しく、控えめ。それでも芯があり、大切な人のためなら立ち向かえる。
私はそんな菜々緒だからこそ、『傷モノの花嫁』という作品が好きです。
11巻時点では、大封印を自由自在に扱えるのかなど、まだ分からない部分も残されています。
菜々緒自身の力がこれからどう明らかになっていくのか。
夜行を守りたいと願う菜々緒が、その力をどう使っていくのか。
今後の展開も楽しみです。












コメントを残す