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※『傷モノの花嫁』のネタバレを含みます。
こんにちは、くろしろです。
『傷モノの花嫁』に登場する白蓮寺家の後継者、白蓮寺麗人(びゃくれんじ れいと)。
物語序盤では菜々緒の元許嫁として登場しますが、物語が進むにつれて、その存在感は大きくなっていきます。
特に気になるのが、
- なぜ菜々緒を手放したのか
- 暁美との関係
- なぜ後になって菜々緒へ執着するようになったのか
- 紅椿夜行との関係
- 現在の麗人はどうなっているのか
という部分です。
この記事では、白蓮寺麗人と菜々緒の関係を中心に、これまでの経緯を整理していきます。
Table of Contents
白蓮寺麗人とは?

白蓮寺麗人は、菜々緒の元許嫁です。
菜々緒と麗人はもともと将来を約束された関係でした。
しかし、菜々緒が猩猩にさらわれ、額に傷を負ったことで状況が大きく変わります。
菜々緒は「傷モノ」として扱われるようになり、それまでの立場を失ってしまいました。
そして麗人も菜々緒ではなく、菜々緒の従姉妹である暁美を選ぶことになります。
ここから菜々緒と麗人の人生は大きく分かれていきます。
麗人と菜々緒は元々許嫁だった
現在の関係だけを見ると想像しにくいですが、菜々緒と麗人はもともと許嫁でした。
しかし菜々緒が額に傷を負ったことで、その関係は崩れてしまいます。
傷を負った菜々緒は周囲から冷遇されるようになり、麗人との婚約も失いました。
一方の麗人は暁美と結ばれる道を選びます。
つまり菜々緒にとって麗人は、
「自分が傷モノになる前の人生を象徴する人物」ともいえる存在です。
菜々緒は傷を負ったことで許嫁も居場所も失い、その後長い間、厳しい環境に置かれることになります。
麗人はなぜ菜々緒ではなく暁美を選んだ?
菜々緒が傷を負ったあと、麗人は暁美を選びます。
結果だけを見れば、
菜々緒を手放し、暁美を選んだという形になります。
そして、この選択が後の麗人自身を苦しめることになります。
なぜなら菜々緒は、その後に出会った紅椿夜行によって「傷モノ」ではなく、一人の女性として扱われるようになるからです。
白蓮寺家では価値を失ったとされた菜々緒を、夜行は受け入れました。
ここから菜々緒が惜しくなってしまって執着が始まります、、、、
「人が得ようとすればするほど価値が上がる」
紅椿夜行の登場で麗人と菜々緒の関係が変わる
菜々緒の人生を大きく変えたのが、紅椿夜行です。
夜行は菜々緒の傷だけを見て判断することなく、菜々緒自身と向き合っていきます。
菜々緒もまた、夜行と過ごすことで少しずつ変わっていきます。
ここで麗人にとって大きな変化が起こります。
かつて自分の許嫁だった菜々緒が、自分ではない男性のもとで大切にされるようになったからです。(猿面を外し、成長して美人になった菜々緒が惜しくなっただけかも、、、、)
そして麗人は、次第に菜々緒へ強い執着を見せるようになります。
なぜ麗人は菜々緒に執着するようになった?

麗人という人物を考えるうえで、最も重要なのがここです。
自分から菜々緒を手放したにもかかわらず、なぜ後になって執着するのか?
物語が進むにつれて、麗人の菜々緒に対する感情は非常に強くなっていきます。
しかし、この感情を単純に「菜々緒が好きだから」と片付けてしまうと、麗人という人物の複雑さが見えにくくなります。
麗人は一度、菜々緒ではなく暁美を選びました。
ところが、その菜々緒が夜行と出会い、自分の知らないところで変わっていきます。
- 美人だから勿体ない
- 暁美がポンコツ過ぎて菜々緒が良く見え始める
- 自分の所有物だったものを取られるのは不快
- 幼い頃の時のように手の平の上状態が良い
麗人と夜行は対照的な存在
麗人と紅椿夜行を比較すると、菜々緒への接し方には大きな違いがあります。
麗人は菜々緒の過去と深く結びついた人物。
対して夜行は、傷を負った後の菜々緒と出会った人物です。
麗人との関係では、菜々緒は多くのものを失いました。
一方、夜行との出会いによって、菜々緒は少しずつ自分の人生を取り戻していきます。
そのため麗人と夜行は、
菜々緒の「過去」と「これから」を象徴するような対照的な人物
として見ることもできます。
麗人の存在があるからこそ、夜行が菜々緒に向ける態度もより際立っています。
麗人と暁美の関係
麗人を語るうえで外せないもう一人の人物が暁美です。
菜々緒が傷モノとして扱われるようになったあと、麗人は暁美を選びました。
しかし物語が進んでいくと、麗人の意識は再び菜々緒へ向かっていきます。
ここが非常に皮肉なところです。
菜々緒を手放して暁美を選んだにもかかわらず、その後になって菜々緒への執着を強めていく。
菜々緒・麗人・暁美の関係は、単純な恋愛関係だけでは説明しにくいものになっていきます。
暁美についてはこちら→悪役・敵キャラを徹底解説!菜々緒を苦しめた人物たちを紹介
白蓮寺家はその後どうなった?
物語が進むにつれて、白蓮寺家を取り巻く状況も大きく変化していきます。
菜々緒を傷モノとして扱い、彼女の人生を大きく変えた白蓮寺家。
しかし、その白蓮寺家自身も以前と同じ立場ではいられなくなります。
そして麗人自身の状況も変化します。
序盤では菜々緒を選ばなかった側だった麗人が、物語が進むにつれて逆に菜々緒を追い求める側へ変わっていく。
この立場の逆転も『傷モノの花嫁』の面白い部分です。
11巻でも麗人は再び動き出す
※ここから11巻の内容に触れます。
11巻では物語の舞台がさらに大きくなり、紅椿家や陰陽五家・後八家などを取り巻く状況も動き始めます。
その中で、麗人も再び動きを見せます。
監視下に置かれていた麗人ですが、そこから抜け出します。
つまり麗人と菜々緒の関係は、まだ完全に終わったわけではありません。
菜々緒と夜行の関係が進んでいく一方で、麗人が今後どのように関わってくるのか。
11巻以降を読むうえでも注目したいポイントです。
9/30に12巻発売ですね。筆者も予約!!!します
実は刺さった白蓮寺麗人と菜々緒のやりとり
菜々緒「次期当主たらんとするならば、あなたは暁美姉さんを大切にすべきだった」「一人の娘の一生をもらい受けたのだから」というやり取りがありました。
これは暁美とは結婚したかったわけじゃないと菜々緒に対して言い訳をして正妻になってくれと言う場面です。それに対し菜々緒は上記の言葉を言いました。
それすらしない白蓮寺麗人に対しては嫌悪感しかないと断言しています。
私はこの場面が非常に好きです。
結婚したならその相手を大事にするのは大切な事だと思います。
まとめ|白蓮寺麗人は菜々緒の過去を象徴する人物
白蓮寺麗人について整理すると、
- 菜々緒の元許嫁
- 菜々緒が傷を負ったことで関係が崩れる
- 菜々緒ではなく暁美を選ぶ
- 菜々緒はその後、紅椿夜行と出会う
- 麗人は次第に菜々緒への執着を強める
- 11巻でも再び動きを見せている
という流れになります。
麗人は単なる「元許嫁」ではありません。
菜々緒が傷モノとして扱われていた過去と深く結びついた人物であり、夜行との対比によって菜々緒自身の変化も見えやすくなっています。
菜々緒が夜行と新しい人生を歩もうとする一方で、過去から再び追いかけてくる麗人。
この関係が今後どう決着するのかも、『傷モノの花嫁』の注目ポイントです。
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