【お求めいただいた暴君陛下の悪女です】6巻の感想・あらすじ ラースが革命から女帝レイラを救う!

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こんにちは、くろしろです。

コミックシーモアを中心に、これまで20万円以上漫画を読んできました。

今回紹介するのは、『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』6巻です。

5巻では、元宮廷医師バザロフの罠へ自ら足を踏み入れたラース。

地下施設へ運ばれたラースが炎を放ったところで終了しました。

6巻ではバザロフ事件が決着し、ゼフォンの異母姉である女帝レイラが登場します。

ラースとレイラは初対面から険悪。

さらに、スコルピオン帝国で革命が発生し、レイラは国を奪われる危機に陥りました。

この記事では、『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』6巻のあらすじや感想、見どころを紹介します。

※この記事には6巻のネタバレが含まれます。

関連記事:『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』5巻の感想・あらすじ ラースが白鯨船襲撃を撃退!

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『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』6巻のあらすじ

地下施設で炎を放ったラースは、バザロフを焼きながらも命までは奪いませんでした。

バザロフが持つ医師としての権威と技術を失えば、シャリオルトの国益を損なうと判断したためです。

バザロフ事件への関与が明らかになったクルシンスキー家は取り潰され、第6夫人カミラも完全に力を失います。

その後、シャリオルトを訪れたのが、ゼフォンの異母姉でスコルピオン帝国の女帝レイラです。

レイラはバザロフの代わりとして、宮廷医師であるゼフォンの弟・イリヤを要求。

しかし、その交渉中にスコルピオン帝国で革命が発生しました。

シャリオルトは取引を継続するため、レイラを革命軍へ引き渡そうとします。

一度は投獄されたレイラでしたが、ラースは革命の裏に隠された陰謀を見抜き、彼女の冤罪を晴らすために動き始めました。

バザロフを殺さず国益を優先するラース

地下施設へ運ばれたラースは、薬が効いているふりをしてバザロフの犯罪の証拠を集めました。

そして、炎の魔力でバザロフへ報復します。

前世で村人を連れ去り、その罪をラースに着せた人物です。

ラースにとって、殺しても足りないほど憎い相手でしょう。

それでもラースは、最後のところで踏みとどまりました。

バザロフは元宮廷医師であり、現在はシャリオルト最大の病院を経営しています。

彼の技術や権威を一度に失えば、医療を必要とする国民にも影響が出ます。

個人的な復讐より、シャリオルトの国益を優先したのです。

ラースは感情だけで敵を倒す人物ではありません。

相手を生かす方が利益になるなら、憎しみを抑えて利用します。

※前世では冤罪をバザロフにより掛けられてます。村人失踪事件。

クルシンスキー家が取り潰しになる

バザロフ事件には、第6夫人カミラの実家であるクルシンスキー家も関与していました。

その責任を問われ、クルシンスキー家は取り潰しとなります。

カミラは以前からラースへ嫌がらせを続け、従者シングにも深い傷を負わせました。

さらに、前世でラースの目を潰した事件にも関係しています。

しかし、カミラは自分の力だけではゼフォンに取り合ってもらえません。

そこでゼフォンの兄弟たちへ手紙を送り、助けを求めました。

カミラの手紙が新たな火種を生む

カミラの手紙を真に受けたのは、宮廷医師を務めるゼフォンの弟だけでした。

しかし、他の兄弟たちにもカミラの手紙が届いたことで、新たな火種が生まれます。

その一人が、ゼフォンの異母姉レイラです。

カミラ自身はゼフォンに振り向いてもらうために行動していました。

しかし、その結果として他国の女帝とシャリオルトを巻き込む大きな問題へ発展します。

カミラは返還されたあとも、ラースとゼフォンに影響を与え続けました。

スコルピオン帝国の女帝レイラが登場

レイラは、スコルピオン帝国を治める女帝です。

銀髪の短髪で、ボーイッシュな雰囲気を持つ女性として描かれています。

シャリオルトとスコルピオン帝国は協力関係にあります。

しかし、ゼフォンとレイラは異母姉弟でありながら、個人的には衝突が絶えません。

どちらも強い権力と実力を持っているため、簡単に譲り合える関係ではないのでしょう。

レイラはゼフォンだけでなく、ラースに対しても警戒心を向けます。

ラースもレイラの目的を探ろうとするため、初対面から険悪な空気になりました。

ラースとレイラが剣で勝負する

互いに相手の力を測ろうとするラースとレイラ。

2人は剣だけを使って勝負します。

ラースは炎の魔力だけでなく、戦闘技術にも優れた女性です。

それでも、純粋な剣術ではレイラが勝利しました。

女帝として国を支えてきたレイラも、ゼフォンやラースに劣らない実力者です。

ラースが簡単に勝てない女性が登場したことで、これまでとは異なる緊張感が生まれます。

ただし、ラースは剣で負けたことより、レイラを取り巻く状況に違和感を持ちました。

そして、前世で起きた出来事を思い出します。

「革命です」

スコルピオン帝国で、まもなく大きな事件が起きようとしていました。

レイラがシャリオルトを訪れた本当の目的

ラースが席を外すと、ゼフォンはレイラへ訪問の目的を確認します。

スコルピオン帝国では、すでに革命の兆しがありました。

国民からの支持を回復するため、レイラは医療施設を整備しようとしていたのです。

そこで必要としていたのが、高い権威を持つバザロフでした。

しかし、バザロフはラースによって投獄されています。

レイラはその責任をシャリオルトへ求め、バザロフの代わりに宮廷医師イリヤを引き渡すよう要求しました。

自国の事情を優先した、かなり一方的な交渉です。

宮廷医師を務めるゼフォンの弟イリヤ

イリヤは、ゼフォンの弟です。

薄緑色の長い髪を持ち、物腰の柔らかい男性として描かれています。

宮廷医師として働いており、ラースに対しても丁寧に接します。

ゼフォンへの敵意もありません。

レイラがイリヤを求めたのは、バザロフの代わりに医療施設の整備を進めるためです。

優秀な宮廷医師を引き渡せば、今度はシャリオルトの医療体制に影響が出ます。

それでもレイラは、シャリオルトが要求を断れないと考えていました。

シャリオルトはスコルピオン帝国へ燃料を依存している

シャリオルトは寒冷で不毛な土地です。

国内の燃料自給率は約30%。

残りの約70%を、スコルピオン帝国からの輸入に頼っています。

燃料の供給を止められれば、シャリオルトの国民生活は成り立ちません。

レイラは、この弱みがある限りシャリオルトは要求を断れないと考えていました。

シャリオルトにとって、スコルピオン帝国との取引継続は最優先です。

しかし、その交渉中に状況が大きく変わります。

交渉中にスコルピオン帝国で革命が発生

レイラとゼフォンが話し合っている最中、スコルピオン帝国で革命が発生します。

レイラは、一夜にして女帝から追われる立場になりました。

革命軍が新たな政府を作れば、燃料取引の相手も変わります。

シャリオルトにとって重要なのは、レイラ個人ではありません。

燃料の輸入を継続できるかどうかです。

そのため、レイラを革命軍へ引き渡した方が、新政権との取引を続けやすくなります。

ゼフォンたちは、国益を優先してレイラを引き渡す方針を選びました。

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レイラがゼフォンへ攻撃を仕掛ける

引き渡されることを知ったレイラは、黙って受け入れません。

ゼフォンの首を取ると宣言し、攻撃を仕掛けます。

レイラの剣術は非常に強く、止めようとした兵士たちは次々と倒されました。

純粋な剣の勝負でラースに勝った実力は本物です。

そこへ駆けつけたのがラースでした。

ラースは炎の魔力を使い、レイラの剣を燃やして攻撃を止めます。

剣術ではレイラが上でも、魔力を含めた戦いではラースが圧倒しました。

レイラは捕らえられ、投獄されます。

前世では革命によって多くのシャリオルト人が死亡

ラースが革命を知っていたのは、前世でも同じ事件が起きたからです。

前世では革命後にスコルピオン帝国との取引が見直されました。

燃料の供給が不安定になり、多くのシャリオルト人が命を落としています。

レイラを革命軍へ引き渡すだけでは、前世と同じ結果になる可能性があります。

シャリオルトのためにも、革命の背景を調べる必要がありました。

そこでラースは、レイラを利用した一計を案じます。

檻に入れたレイラを連れて革命軍の拠点へ

ラースは、レイラを檻へ入れた状態で街へ連れていきます。

表向きは、女帝を捕らえて革命軍に協力する人物を装いました。

革命に賛成しているような雰囲気を作り、地下に潜む革命軍へ接触しようとしたのです。

レイラ本人を囮に使う、非常に大胆な作戦です。

革命軍にとって、捕らえられたレイラは勝利を示す大きな材料になります。

ラースは彼らの警戒心を解き、隠された拠点へ入り込みました。

監禁された人々と資金を発見する

革命軍の拠点でラースが見つけたのは、襲われた教会のシスターや子どもたちでした。

さらに、大量の資金も保管されています。

民衆が自発的に起こした革命であれば、教会の人々を監禁する理由はありません。

組織的に準備された資金があることも不自然です。

これらが、革命の裏に別の目的を持つ人物がいる証拠となりました。

革命は国民を救うために始まったものではありません。

権力を奪うために作られたクーデターだったのです。

革命を仕組んだのはスコルピオン帝国の宰相

革命軍と裏でつながり、クーデターを仕組んだのはスコルピオン帝国の宰相でした。

宰相は国民の不満を利用し、レイラを女帝の座から引きずり下ろそうとしていました。

教会を襲い、人々を監禁したうえで、その責任までレイラへ押しつけようとしたのでしょう。

レイラは国民を苦しめた女帝として追放されるところでした。

真相が明らかになったことで、レイラが革命を招いた悪女ではなく、クーデターによって陥れられた被害者だと分かります。

亡き夫のために長い髪を切ったレイラ

現在のレイラは、銀髪の短髪でボーイッシュな姿をしています。

しかし、以前は長い髪を持っていました。

亡き夫のために髪を切り、その後もスコルピオン帝国を支え続けてきたことが描かれます。

強く横暴に見えたレイラですが、その裏には亡き夫への想いと、帝国を守ろうとする覚悟がありました。

ゼフォンと衝突を繰り返し、ラースにも一方的な要求を突きつけています。

それでも、単純な悪人ではありません。

大切な人を失ったあと、一人で国を背負ってきた女性です。

レイラの見方が大きく変わる、6巻でも特に印象的な場面でした。

ほんの1コマですが個人的に非常に好きな場面でした!!

ラースがレイラを救った本当の理由

ラースがレイラを助けたのは、ゼフォンの姉だからではありません。

レイラと仲良くなったからでもありません。

ラース自身も、前世で冤罪をかけられ、悪女として処刑されました。

身に覚えのない罪を着せられ、誰にも信じてもらえないまま命を奪われています。

だからこそ、同じ苦しみを味わう人間を見過ごせませんでした。

「あんな思いをする人間は、少ないに越したことはない」

復讐のためなら容赦なく敵を焼くラース。

その一方で、自分と同じ理不尽な苦しみを経験する人間を減らしたいという優しさも持っています。

6巻は、ラースの強さだけでなく、人間性がよく分かる巻でした。

『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』6巻の感想

6巻では、これまで敵に見えたレイラの印象が大きく変わりました。

初登場時のレイラは、ゼフォンと衝突し、ラースにも一方的な要求を突きつける人物です。

純粋な剣術ではラースにも勝利しており、非常に強く高圧的な女帝でした。

しかし、亡き夫のために長い髪を切り、一人で帝国を支えてきたことが分かります。

強さの裏側に、喪失と覚悟を抱えていたのです。

そして、レイラの冤罪を晴らしたラースの行動も印象に残りました。

国益だけを考えるなら、レイラを革命軍へ渡した方が簡単です。

それでもラースは、自分と同じように冤罪で命を奪われる人間を見過ごしませんでした。

ラースは優しいだけの主人公ではありません。

敵には容赦なく、必要であればレイラを檻に入れて囮にもします。

それでも最後には、理不尽に殺される人間を救います。

冷酷さと優しさの両方を持っていることが、ラースの魅力だと思います。

関連記事:『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』完全ガイド!登場人物・相関図・ネタバレ・見どころを解説

まとめ

『お求めいただいた暴君陛下の悪女です』6巻では、スコルピオン帝国の革命と、女帝レイラの冤罪が描かれました。

  • ラースが国益を考えてバザロフを生かす
  • クルシンスキー家が取り潰しになる
  • 女帝レイラと宮廷医師イリヤが登場する
  • ラースとレイラが剣で勝負する
  • スコルピオン帝国で革命が発生する
  • レイラが捕らえられ、投獄される
  • ラースがレイラを囮に革命軍へ潜入する
  • 革命が宰相によるクーデターだったと判明する
  • ラースがレイラの冤罪を晴らす

6巻では、ラースが前世で受けた苦しみを、他人を救うために利用しました。

レイラを助けたのは、家族だからでも利益があるからでもありません。

冤罪で命を奪われる苦しみを知っていたからです。

復讐に進むだけではなく、同じ被害者を生まないように動く。

ラースの優しさが強く表れた巻でした。

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