『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』漫画17巻では、アルスがフジミヤ家の3人と関わる中で、盗賊団にさらわれる事件が起こります。
救出の鍵となるのは、トーマスが立てる作戦と、それを実行するザットの働きです。
ミレーユとロセルが不在の状況で、誰が策を立て、誰が潜入するのか。今回は、アルス救出までの流れと、2人の活躍を整理します。
※漫画17巻の誘拐事件と、その結末に関するネタバレを含みます。
Table of Contents
アルス誘拐事件はどう解決する?
トーマスが敵の手がかりを読み解き、ザットが潜入。時限式の魔法起爆装置による爆発に合わせて、アルスたちの救出を図ります。
| 人物 | 救出で担う役割 |
|---|---|
| トーマス | 痕跡から敵の背景を推測し、作戦を立てる |
| ザット | 敵のもとへ潜入し、救出作戦を実行する |
注目したいのは、策を立てる人物と、実行する人物の両方が必要になるところです。
強い家臣がそろっていても、それだけで人質を安全に助けられるわけではありません。
ミレーユとロセルが不在|誰が作戦を立てる?
アルスがさらわれた際、ミレーユはランベルクに、ロセルは外交に出ていました。
普段なら頼れる軍師が、その場にいません。救出を実行できる人材はいても、どのように助けるかを考える役が不足していたのです。
そこで協力を申し出たのが、トーマスでした。
かつてアルスたちを苦しめた知略が、今度は救出のために使われます。敵だった頃を知っていると、その頼もしさを感じる場面です。
ただし、協力することと、素直に忠誠を誓うことは同じではありません。トーマスが力を貸す背景は、トーマスがアルスに協力する理由と、勧誘の経緯で詳しく紹介しています。
鋼の鍋が手がかり|盗賊団とサイツのつながり

トーマスは、野営の痕跡に残された鍋に注目します。
使われていたのは、鉄ではなく鋼の鍋。この違いから、サイツが関わっている可能性を読み取ります。※サイツ州の名産は「鋼」
目の前にあるのは、一見するとただの調理道具です。しかし、材質まで確かめれば、相手の背景を探る手がかりになります。
盗賊団の正体は、ボロッツにそそのかされたサイツの敗残兵でした。
この場面は、軍師の仕事が戦場で陣形を考えることだけではないと分かる部分です。
残された情報を拾い、敵の正体と結び付ける観察力も求められます。
サイツ側の人物像を振り返りたい方は、ボロッツの強さと、アルスを苦しめる戦術もご覧ください。ボロッツは今後も関連する敵であり智将です。
なぜ潜入役はジョーではなくザット?

今回必要なのは、正面から敵を倒す力だけではなく、敵に紛れて動く力だったからです。
ジョーは戦闘で頼れる人物ですが、細かな判断が求められる潜入役には向きません。
そこで、ザットが任務を担います。
ザットは傭兵経験も長く臨機応変に動ける貴重な人材です。
敵のもとへ入り、状況を見ながら救出の準備を進める。
作戦を理解し、その場で動ける人物が必要でした。
普段はジョーの補佐役として見ることも多いザットですが、この事件では本人の働きが前に出ます。
隊長のジョーより下にいるから、あらゆる仕事で能力が劣るということではありません。
役割が変われば、頼るべき人物も変わるところが面白いです。
2人が同じ部隊にいる理由や関係の変化は、ジョーが隊長に選ばれた理由と、ザットとの関係で整理しています。
爆発に合わせて救出へ|最後まで危険は残る
ザットは潜入後、時限式の魔法起爆装置を設置します。そして、爆発に合わせてアルスたちの救出を図ります。
しかし、敵もそのまま逃がそうとはしません。さらに爆発が起こり、アルスたちは崩れる建物から脱出しなければならなくなります。
その途中で落ちてしまうのが、リクヤの大切な龍絶刀です。
刀を取りに戻るマイカとタカオ、そして2人を失いたくないリクヤ。この先は、救出作戦の話から、フジミヤ家の絆を描く場面へつながっていきます。
まとめ|トーマスの知略とザットの実行力が光る事件
アルス誘拐事件では、トーマスが敵の痕跡を読み、ザットが潜入して救出に動きます。
- 軍師が不在の状況を、トーマスが補う
- 鋼の鍋から、サイツの関与を推測する
- 潜入に適したザットが、作戦を実行する
個人的には、強い人物を集めるだけでは解決できないところが、この事件の好きな部分です。
考える人、潜入する人、それぞれに違う役割がある。フジミヤ家の物語と合わせて、アルスを支える家臣たちの働きにも注目してみてください。













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