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こんにちは、くろしろです。
『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』の漫画8巻以降では、マリーとキュロスだけでなく、アナスタジアと第三王子ルイフォンの関係も大きく動き始めます。
二人は身分も立場も異なりますが、
- 周囲から決められた役割を演じてきた
- 本当の能力や気持ちを隠している
- 自分自身を見てくれる相手を求めている
という共通点を持っています。
結論からいうと、漫画11巻時点では正式な恋人や婚約者にはなっていません。
しかし、お互いを特別な存在として意識しており、両思いにかなり近い状態だと感じました。
この記事では、ルイフォンとアナスタジアの出会いから、11巻までの恋愛の進展、二人が結ばれるうえでの障害を整理します。
※漫画11巻までのネタバレを含みます。
Table of Contents
結論|二人は両思いに近いが、まだ結ばれていない
ルイフォンとアナスタジアは、漫画11巻時点では正式に交際していません。
しかし、ルイフォンはアナスタジアを好きだと自覚し始めています。
アナスタジアも、ルイフォンに抱き寄せられた場面で強く拒絶しておらず、一緒に過ごすことを心地よく感じている様子です。
二人の関係を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 二人の関係 |
|---|---|
| 6巻 | ノーマンへの依頼を通じて出会う |
| 7巻 | ルイフォンがアーサーの正体を知る |
| 8巻以降 | お互いの境遇や考え方を理解していく |
| 11巻 | ルイフォンが恋心を自覚する |
| 現在 | 両思いに近いが、身分と国の問題が残る |
マリーとキュロスの恋愛が「愛されることで自信を取り戻す物語」だとすれば、アナスタジアとルイフォンは「押しつけられた役割から抜け出す二人の物語」です。
アニメの続きから二人の関係を読みたい場合は、漫画8巻から読み始める方法も参考にしてください。
ルイフォンとアナスタジアの出会いは漫画6巻

二人が出会うのは漫画6巻です。
キュロスとマリーの婚約指輪に施す装飾をノーマンへ依頼した際、ルイフォンは弟子として働いていたアナスタジアと出会います。
このとき、アナスタジアは髪を短く切り、男性名の「アーサー」を名乗っていました。
ルイフォンは、アーサーがシャデラン家の長女アナスタジアだとは知りません。
アナスタジアも貴族令嬢として扱われるのではなく、一人の服飾職人として仕事に向き合っています。
家族から「美しい人形姫」であることを求められていた頃とは違い、自分で選んだ仕事に取り組んでいる姿が印象的でした。
アナスタジアが事故で死亡したと思われていた経緯や、アーサーとして暮らし始めた理由は、アナスタジアは生きているのかを解説した記事でまとめています。
7巻でルイフォンはアナスタジアの正体を知る
ルイフォンがアーサーの正体を知るのは、漫画7巻序盤です。
シャデラン家へ向かった出来事を通して、アーサーが死亡したと思われていたアナスタジアだと判明します。
さらにルイフォンは、かつて夜会で「人形姫」と呼ばれていた頃のアナスタジアを見たことがありました。
ただし、その頃のルイフォンは、着飾られて周囲の注目を集めるアナスタジアに強い興味を持っていません。
ルイフォンが惹かれたのは、美しい令嬢としてのアナスタジアではなく、ノーマンの弟子として服作りに打ち込む現在の姿です。
アナスタジアにとっても、過去の自分ではなく、現在の生き方を見てくれるルイフォンは特別な存在になっていきます。
二人は「押しつけられた役割」が共通している
アナスタジアとルイフォンには、周囲から役割を押しつけられてきたという共通点があります。
アナスタジアは、両親から美しい令嬢として振る舞い、有力者と結婚することを求められてきました。
家族から溺愛されているように見えても、本人の希望や意思は尊重されていません。
一方のルイフォンは、第三王子でありながら非常に優秀な人物です。
しかし、王太子ライオネルよりも目立てば、自分だけでなく周囲まで危険にさらす可能性があります。
そのため、幼い頃から能力を隠し、軽い人物を演じてきました。
二人とも、本来の自分とは違う姿を周囲から求められています。
だからこそ、相手が隠している本当の気持ちや苦しさを理解できたのだと思います。
アナスタジアとマリーが育った家庭環境については、女傑サーシャとシャデラン家の負の連鎖で詳しく解説しています。
ルイフォンがアナスタジアに惹かれた3つの理由
ルイフォンは、人形姫と呼ばれていた頃のアナスタジアではなく、服飾職人として努力する現在のアナスタジアに惹かれています。
主な理由は、次の3つだと考えています。
王子ではない自分を見てくれる
アナスタジアは、ルイフォンを第三王子という立場だけで判断しません。
ルイフォン本人の考えや行動を見ています。
王族としての価値や能力を周囲から利用されてきたルイフォンにとって、自分自身を見てくれる相手は貴重な存在です。
自分で人生を選んでいる
アナスタジアは、シャデラン家の令嬢として与えられた生活を捨て、ノーマンの弟子になりました。
服飾職人として生きる道は、両親ではなく自分で選んだものです。
本当の能力を隠し、王家の中で生き延びてきたルイフォンにとって、自分の人生を選び直したアナスタジアの姿はまぶしく見えたのではないでしょうか。
一緒にいて居心地がよい
二人の関係は、最初から激しい恋愛感情で始まったわけではありません。
仕事や会話を重ねるうちに、一緒にいることが自然になり、相手の存在が大きくなっています。
立場や外見ではなく、時間をかけて相手を知ったことで生まれた恋愛です。
アナスタジアがルイフォンに惹かれた理由
アナスタジアも、ルイフォンを王子としてではなく、一人の男性として見ています。
ルイフォンはアナスタジアの正体を知った後も、服飾の仕事を否定しません。
貴族令嬢に戻ることや、女性らしく振る舞うことを強制せず、現在のアナスタジアを受け入れています。
アナスタジアにとって、自分が選んだ仕事や生き方を邪魔しないことは非常に重要です。
両親はアナスタジアを愛しているつもりでも、本人が望む人生を認めませんでした。
その点でルイフォンは、アナスタジアが初めて自分らしくいられる男性なのだと思います。
添い寝の場面で二人の距離が縮まる
二人の関係が大きく進んだと感じたのが、ルイフォンが2日間の徹夜で眠ってしまった場面です。
眠っているルイフォンが服を脱ぎ始めたため、アナスタジアは止めようと近づきます。
しかし、ルイフォンは無意識のままアナスタジアを抱き寄せました。
アナスタジアは驚きながらも、強く拒絶していません。
この場面は、二人が言葉にしていない感情を表しているように感じました。
ルイフォンは意識していない状態でもアナスタジアを求め、アナスタジアもその距離を完全には嫌がっていません。
派手な告白ではありませんが、二人の間に安心感と好意が生まれていることが分かる場面です。
11巻でルイフォンが恋心を自覚する
漫画11巻では、ルイフォンの過去と本心が詳しく描かれます。
ルイフォンは幼い頃から、自分の能力を出しすぎず、頑張ってはいけないと学んできました。
優秀であることを示せば、王太子ライオネルの立場を脅かし、自分や周囲が危険になります。
そのため、自分の希望よりも国や友人を優先し、自らを犠牲にする道を選ぼうとします。
しかし、アナスタジアと出会ったことで、これまで抑えてきた感情が表へ出始めました。
誰かと一緒にいたい。
自分も幸せになりたい。
その相手がアナスタジアだと、ルイフォン自身が気づき始めます。
11巻全体の内容とルイフォンの心情は、11巻のネタバレ・感想記事で詳しく紹介しています。
二人が結ばれるために残された障害

二人が互いを好きになったとしても、簡単に結婚できる状況ではありません。
主な障害は次の3つです。
2人を引き裂く3つの要因
ルイフォンが第三王子である
ルイフォンは自由に結婚相手を選べる立場ではありません。
王族の婚姻は、本人の感情よりも国同士の関係や王家の都合が優先されます。
ミレーヌ女王がルイフォンを求めている
フラリア国のミレーヌ女王は、ルイフォンを自分の近くへ置こうとしています。
さらに娘のクローデッド姫と結婚させれば、ルイフォンをフラリア側へ完全に取り込めます。
アナスタジアとの恋愛を叶えるには、国同士の政治に対抗しなければなりません。
ルイフォン自身が幸せを諦めようとしている
最大の障害は、ルイフォン本人かもしれません。
ルイフォンは国や友人を守るためなら、自分の気持ちを抑えて犠牲になることを選びます。
アナスタジアを好きだと自覚しても、自分から身を引く可能性があります。
王太子ライオネル、ミレーヌ女王、クローデッド姫を含む人物関係は、ずたぼろ令嬢の登場人物・相関図で整理しています。
マリーとキュロスとは違う恋愛
マリーとキュロスは、キュロスが積極的に愛情を伝え、自己肯定感の低いマリーが少しずつ受け入れていく関係です。
一方、ルイフォンとアナスタジアは、お互いが自分の気持ちを抑えています。
アナスタジアは服飾職人として生きる道を大切にしており、ルイフォンは王族としての責任を捨てられません。
好きだからすぐに結婚するのではなく、相手の生き方を守りながら一緒になる方法を探す必要があります。
個人的には、マリーとキュロスの関係よりも進展が遅く、政治的な問題も大きいからこそ、二人の恋がどうなるのか気になりました。
ルイフォンとアナスタジアは今後結ばれる?
漫画11巻時点では、二人の結婚は確定していません。
しかし、物語の流れを見ると、二人がお互いの本心を認め、自分の人生を選ぶことが重要な結末になると考えています。
アナスタジアは、すでに両親から与えられた役割を捨てました。
次はルイフォンが、王家から求められた役割ではなく、自分の望む人生を選べるかが焦点になります。
ルイフォンがアナスタジアを選ぶことは、単なる恋愛の成就ではありません。
「兄より目立ってはいけない第三王子」という生き方から抜け出すことでもあります。
二人が結ばれるには、ミレーヌ女王や王太子ライオネルの思惑を乗り越えるだけでなく、ルイフォン自身が幸せを選ぶ覚悟を持つ必要がありそうです。
まとめ|二人は自分らしく生きるための相手
ルイフォンとアナスタジアは、漫画11巻時点では正式な恋人ではありません。
しかし、
- 互いの本当の姿を理解している
- 押しつけられた役割という共通点がある
- 一緒にいることへ安心感を持っている
- ルイフォンが恋心を自覚している
- アナスタジアもルイフォンを受け入れ始めている
ことから、両思いに近い関係だと考えています。
二人の恋愛は、身分の違いだけが問題ではありません。
アナスタジアは「美しい人形姫」、ルイフォンは「兄より目立ってはいけない第三王子」という役割を押しつけられてきました。
二人が結ばれることは、それぞれが自分の人生を選ぶことにもつながります。
マリーとキュロスとは違う、静かで難しい恋愛だからこそ、今後の展開を見届けたいと思います。













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