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『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』で、私が好きな人物の一人がリーツ・ミューセスです。
好きな理由は、アルスへの絶対的な忠誠心。
とにかくアルスが大好きで、彼を支えることに迷いがない。そんな「アルス大好きマン」なところが、見ていてうれしくなります。
ただ、漫画12巻・第101話で描かれる過去を読むと、その忠誠心の見え方が変わりました。
リーツにとってアルスは、才能を認めてくれた主君であると同時に、剣を振るう意味を見つけられた相手なのだと思います。
※この記事は、漫画12巻・第101話のリーツの過去に触れます。未読の方はネタバレにご注意ください。
Table of Contents
結論|リーツの忠誠心は、アルスのもとで生きる意味を見つけたからだと思う
アルスに認められたことへの感謝。アルスの人柄への信頼。そして、この人のためなら力を使いたいという想い。
それらが重なっているように見えます。
リーツはもともと、心の綺麗な人間でした。しかし、傭兵として生きる中で、自分の情を押し殺さなければならなくなります。
そんな彼がアルスと出会い、優しさを捨てずに仕えられる場所を得た。
マルカ人=劣等種という世界観の中で自分が仕えれる場所をずっと探していた。
だから私は、リーツの忠誠心を「恩返し」だけでは説明しきれないものだと感じています。
作品全体の人材登用や育成の面白さは、こちらの記事でも紹介しています。
リーツの過去は漫画12巻・第101話で描かれる

リーツの過去を詳しく知りたい方は、漫画12巻・第101話を読んでみてください。
両親を病で亡くしたリーツは、銀貨1枚で売られていました。彼はマルカ人であり、後に旅をしても、その出自が受け入れてもらえない壁になります。
リーツを引き取ったのは、バロックが団長を務めるフラッド傭兵団。野盗討伐などで賞金を稼ぐ集団です。
当初はおとりに使うつもりだったものの、1か月の訓練で使い物になれば仲間にするという条件を与えられ、リーツは結果を残します。
戦う能力によって、ようやく居場所を得たのです。
しかし、その場所は、彼の心まで守ってくれる場所ではありませんでした。
心が綺麗だからこそ、傭兵団の非道に苦しんだ

私が過去編で特に大切だと感じたのは、リーツが仲間の非道に憤っていたことです。
彼は最初から、戦うことしか考えられない人間だったわけではありません。
おかしいと思う心があり、見過ごせない情もありました。
けれど、傭兵団では仲間に剣を向けることが許されません。仲間の行いに反発しても、それを止めるために戦うことはできない。
居場所を得た一方で、自分の良心に従って動けなくなっていきます。
やがてリーツは、人を見ないようになりました。人を殺している間だけ、嫌なことを忘れられるようになってしまいます。
生きるために力を身につけたのに、その力を使うほど心が削られていく。
現在のリーツを知っているからこそ、つらく感じる過去でした。
バロックの最期の言葉が、リーツの進む道を変えた
入団から1年後、大口の仕事でフラッド傭兵団は魔法の前になすすべなく壊滅します。
負傷したバロックを仲間たちは置き去りにしました。しかし、リーツは彼を抱えて逃げました。
人を見ないようにしていたリーツにも、情は残っていたのです。
バロックも、もとは奴隷としての境遇から逃げた人間でした。悪事に苦痛を感じていても、我慢を重ねるうちに何も感じなくなったという過去を明かします。
私は、ここでバロックを単純に優しい人だったとは思いません。リーツをおとりに使おうとしたことも、傭兵団での行いも消えないからです。
それでも最期には、リーツに自分と同じ道を歩んでほしくないと伝えます。
「情を捨てきれないリーツは、傭兵団にいてはいけない。そして、剣を振るう意味を探してほしい」そう言い残します。
バロックの言葉は、リーツに残っていた心を、捨てるべき弱さではないと示したように感じました。
アルスとの出会いは、才能だけでなく心が報われる出会いだった
その後、リーツは傭兵時代に貯めたお金でミーシアン中を旅します。しかし、受け入れてくれる場所は見つかりませんでした。
戦う力があっても、その力を使わせてもらえる場所がない。
そこで出会ったのがアルスです。
アルスはリーツの才能を見出し、家臣として迎えます。
この出会いの面白さは、鑑定によって強い人物を見つけたことだけではありません。リーツが、自分の力を誰のために使いたいかを考えられるようになったことにもあると思います。
傭兵団では、仲間の行いに憤りながらも、自分の情を押し殺していました。
一方で、領民や家臣を大切にするアルスのもとなら、その情を捨てる必要がない。
バロックに探すよう言われた「剣を振るう意味」が、アルスとの出会いにつながっている。
私はそう受け取りました。
「アルス大好きマン」なリーツが、もっと好きになった

リーツはアルスのことになると、忠誠心の強さが分かりやすく伝わってきます。
私は、そのまっすぐさが好きです。
普段は頼れる人物なのに、アルスへの思いには一切の迷いがない。その姿を見ると、こちらまでうれしくなります。
過去を知った後は、それが単なる過保護にも見えなくなりました。
受け入れられなかったリーツを迎え、力を認めてくれたアルス。しかも、仕える相手はリーツ自身が大切にしたいと思える人です。
守りたい相手がいて、力を使う理由がある。
今のリーツの忠誠心には、その喜びも含まれているのではないでしょうか。
戦争で家族を失った方へ手紙を書く時に一緒に寄り添っていたリーツの場面が筆者は好きです。
まとめ|リーツの過去を読むなら漫画12巻
リーツの魅力は、高い戦闘能力だけではありません。
つらい過去を経ても情を捨てきれず、アルスと出会って、その力を使う意味を見つけたところにあると思います。
だからこそ、私はリーツの絶対的な忠誠心が好きです。
「アルス大好きマン」な姿が好きな方には、漫画12巻・第101話も読んでほしいです。いつもの忠誠心を、これまでとは違う気持ちで見られるかもしれません。
アニメ2期の先を読みたい方には、漫画13巻からの見どころも紹介しています。













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